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居宅介護支援事業所「いまじん介護相談室」(ケアマネージャー)

スタッフの紹介

私たちは認知症の人のケアマネジメントを中心に取り組んでいます。
在宅生活をされている認知症の初期の方から家族様が懸命にケアされている重度の方まで認知症のケアマネジメントのプロとして日々研鑽を重ね実践しております。
また、弊社の有料法人ホーム・サービス付き高齢者向け賃貸住宅に入所されておられる利用者様も同法人であるメリットを最大限に生かし、チーム間のきめ細かな連携をしながらご支援させていただいております。

 

ケアマネの経歴等ご紹介

  1. 工藤美奈子 ケアマネジャー歴 15年目

    資格/主任介護支援専門員・社会福祉士・
    介護福祉士・認知症ケア専門士
    大分県認知症介護指導者
    仕事のモットー「とにかく、あきらめない!」

  2. 平川景子 ケアマネジャー歴11年目

    資格/介護支援専門員・介護福祉士・
    認知症ケア専門士
    仕事のモットー「明るく、誠実に!」


 

大分市指定 居宅介護支援事業所「いまじん介護相談室」は介護保険の申請など介護に関わる総合相談窓口です。お気軽にご相談ください。

 

認知症ケアとケアマネジメントのためのアセスメント

弊社(福祉の杜いまじん)では認知症を持つ方の支援のために下記の情報の収集と分析
アセスメント)をしながら本人の望む暮らし方を導きニーズを明確にしていきます。

  1. 個人因子

    1. 疾患(病気)

    2. 身体機能

    3. 認知機能(中核症状)

    4. 身体状況(食事、水分・排泄・バイタル・体質等)

    5. 個人的文化(本人の個性・価値観・長年お元気だった頃の生活習慣(食習慣等)・生活歴と現在の生活(ライフスタイル)・他者との関係の取り方など。)

 

  1. 環境因子(本人以外全てのものを環境とする)

    1. 人的環境(インフォーマルとフォーマルの支援者)

・インフォーマルT(家族)=a理解力・b家庭特有の文化や状況(介護力等も含む)・C家族間の関係性。(現在と過去)
・インフォーマルU(家族外)=a理解力・b地域資源や風土的など・C現在と過去の関係性(他利用者、友人、知人、近隣等)
・フォーマル=各専門支援者のa状況・b関わり方と関係性

    1. 物的環境(本人を取り巻く物的な物・環境)

・現在と過去の生活及び過ごしている場所・生活環境(馴染みの住環境と現在の住環境・事業所の環境・地域環境・その場など)
・現在と過去の身の回りの備品、物品、持ち物等の環境など。
・現在と過去の身につけている衣類・履物などの環境。(本人の身体以外すべて物的環境)
・摂取したものの状況(薬・食事・水分等)
・五感に影響がある可能性(音・気温・光・匂いなど)

認知症の方に「どのような暮らしを望んでいますか?」等を直接尋ねたとしても「今までどおり」「何も困ってない手助けは必要ない」などのお返事だったり、言語で自分の思いをうまく伝えられず、ちぐはぐなお返事だったりして質問によるコミュニケーションだけではニーズの導き方に戸惑うことも少なくないかと思います。
本人へのインタビュー以外に本人を知る人(家族・友人・近隣・馴染みの店等)から元気だったころと今の生活の詳細を聴く・観ることを私たちは大切にしています。

   
 

福祉の杜いまじんではセンター方式を活用しながら認知症の方のBPSD改善にケア実践で取り組んでいます

   
 

認知症の人のBPSDを改善するために ケアとケアマネジメント等で取り組めること

BPSDの中でもいわゆる「暴言・暴力」と表現されてしまう利用者様の言動にはケアマネさんもケアも看護の実践現場も困る事が多いかと思います。
そんなBPSD改善の一助にこんなツールをご存知ですか?(今更ながらかも・・・ですが)

  1. センター方式

「認知症の人のためのケアマネジメント センター方式の使い方・活かし方」
認知症介護研究研修センター(東京・仙台・大府) (編集)       中央法規出版

  1. ひもときシート

  認知症ケア高度推進化事業 「ひもときねっと」でHPより検索または、「DCネット」を検索して研修案内などご覧下さい。

認知症介護研究研修センターで開発されたツールです。これは直接関わっているケアマネさんとケア実践チームで活用しながら現場でBPSDの原因の仮説立て改善のために実践していくためのツールでもあります。
福祉の杜いまじんではセンター方式を活用しながら認知症の方のBPSD改善にケア実践で取り組んでいます。そんな際に活用するものはセンター方式のD―4シートです。(別紙参照)
これは、24時間単位で利用者様の今の様子をチームで2週間ほど毎日記録に残していきます。その後、その利用者さんのケア実践者にとって問題となる言動(暴言・暴力と言われる)に、時間的な傾向やきっかけ、タイミングなどに傾向がないかなどデータを読んで分析的に思考していきます。また、その言動が起きる直前直後のまわりの環境(物的・人的)を詳細に確認していきます。(再現ドラマを観るレベルで具体的なその場面のやり取り)
そして、なぜその利用者さんはその言動を起こされているのかをチームで仮説を立てながら、どういう環境設定をすれば本人の不快やイライラが改善できるのか?の具体的なアイディアをだしあい実践して行きます。この仮説を導きだす時にその利用者様の元気だったころの生活の詳細や生活歴が必要となってきます。(現在・過去の情報を根拠に仮説たて、今後(未来)のケアの手立てにする)

弊社の事業所での実践でBPSDの原因だったことに@便秘 A脱水 B薬の副作用 C体の異変や体調管理のことD空腹だった等。または人的・物的環境としては@まわりの関わり合い方、コミュニケーションの取り方 Aケアスタッフが忙しそうに動き回る落ち着かない環境 Bざわざわと騒々しいこと、音がうるさいなども含め利用者本人にとって情報が多すぎて混乱しやすくなっていたなどなど其々のケースによって違いますがそれぞれが複合的に絡み合っていることもよくあります。
ご興味があれは是非研修を受けてみてください。今回はこの2つのツールのご紹介をさせていただきます。

   
  (株)福祉の杜いまじん 代表取締役
大分県認知症介護指導者  工藤美奈子
   
   

弊社の入所事業所におけるBPSD改善のケア事例

薬の副作用だったケース
Aさんは入所して10ヶ月近くたったころ、身体を傾けながら今まで以上に激しく事業所内を歩き回姿が続くようになった。2週間近く様子みても改善する様子もなくケアチームは歩き回ることが激しくなった時期の記録を徹底的に見直し、便秘・脱水など含め体調管理についての情報や他者との関係性の変化や家族様の関わり方の変化など見直した。その変化が始まった直前に何かいつもと違うことがなかったのかを洗い直した。唯一考えられたのが新しい薬がその異常な歩き方の始まる3日ほどまえに追加になっていた。
 早速主治医に相談し、その処法前の状態にもどしていただいた後、その傾いて歩き回るという姿は改善し、いつもの様子にもどった。

 環境調整で改善したケース
Bさんはデイサービスの利用中、イライラした様子でまわりの利用者に手をあげたり大声をだしたりしていた。スタッフも対応に苦慮しているなか、ケアカンファレンスでBさんのイライラする時間やタイミングに何か傾向などがないかをセンター方式D-4シートを使いケアチームで記録をつけた。
そこから見えたものは10時頃と12時前と3時半ごろからイライラするときが特に多いことに気づいた。
チームでその時間帯におけるBさんを取り巻く環境について話あいをした結果、朝一番にデイに見えたときは落ち着いているが、徐々に利用者数がフロアに増えるごとに不機嫌になり10時がもっとも利用者も増え、スタッフもバタバタ・する時間帯であること、また昼前には空腹感に加え昼食前ということでスタッフが急いで業務する時間帯であり、3時半は同様に帰りの準備が始まりどうようにバタバタざわざわする時間帯であることを確認。認知症も重度となりまわりのざわつく雰囲気や音、目からの情報などが本人の不快感をより高めストレスになっていたと仮説。まずはスタッフがバタバタ動き回らないように心がけることと、少人数の静かなフロアを設定することと空腹時には捕食を促すなど過ごし方の工夫でBPSDは改善となった。

     
     

介護のご相談等(いまじん介護相談室)電話/097ー529−6127

本社管理部電話/097ー529−5305

     
     
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